eラーニングシステム「Learn365」が2025年12月8日21時にv3.68へアップグレードされました。今回の更新では、組織内ユーザーを柔軟に管理できる新ロール「代理人」の追加や、AIコンテンツ生成時に組織独自のトーン・文体・NGワードなどを細かく指定できる機能、管理画面やコース検索のパフォーマンス改善が行われています。また、無料版にあたる「Learn365フリーミアムサービス」は2026年3月31日で提供終了となり、継続利用には有料サブスクリプションへの移行が必要になります。
Learn365はMicrosoft SharePoint OnlineとMicrosoft 365上で動作する学習管理システムで、国内では株式会社ソフィアが唯一の販売代理を担っています。今回追加された「代理人」ロールは、組織階層を変えずに他ユーザーを管理できる権限で、ラインマネージャーなど既存ユーザーにも割り当て可能です。これに対応した7種類のAPIエンドポイントも提供され、外部システム連携による人材管理・受講管理の自動化が進めやすくなりました。
コンテンツ面では、オーサリング機能「Content365 Authoring」に音声ナレーションが追加され、学習者のアクセシビリティ向上と理解促進を後押しします。学習時間については、2025年5月からプレビューだった「リアルタイム追跡」が正式機能となり、管理画面の詳細設定からオン・オフを切り替える形に変更されました。通知機能では、2025年12月8日以降に新規作成される集合研修コースで「コース未開始」リマインダーが初期状態でオフとなり、過剰通知を避けやすくなっています。
外部コンテンツ連携では、学習プラットフォームGo1との連携方法が見直され、2026年2月16日以降は全て「Learn365コンテンツハブ」経由でのインポートに一本化されます。Udemy Businessなど他コンテンツ提供元のブランド表示や、画像表示・コース通知の不具合修正も含め、ユーザー体験の一貫性を高める調整が複数行われました。さらに、トレーニングプラン登録時にコース単位とプラン単位の通知が重複送信される問題なども解消されています。
一方で、長らく提供されてきたフリーミアム版の終了は、中小規模組織にとって導入ハードルが上がる懸念もあります。既存のフリーミアム利用企業は、2026年3月末までに有料プランへの移行や他システムへの乗り換えを検討する必要があります。ソフィアはインターナルコミュニケーション領域の知見を背景に、学習基盤を通じた社内コミュニケーション活性化を訴求しており、今後はAI活用や外部コンテンツ連携を組み込んだ研修設計・運用支援の需要が高まるとみられます。今後の追加アップデートや料金体系の詳細が、国内企業の人材育成プラットフォーム選定に与える影響が注目されます。
【サービス情報】
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Learn365とは?
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source: PR TIMES
